カセットテープからMP3への録音について

 爆裂に限らず、当時のラジオ音源がカセットテープで保存されているという方は多いと思います。カセットテープはいずれ劣化して聞けなくなってしまうので、聞けるうちにお手軽にMP3にするにはどうしたらいいか、と考えている方向けに、私がMP3に変換した方法を書いておきます。

(1) 動作するカセットデッキがある場合

 カセットデッキのイヤホン端子とパソコンのライン入力(またはマイク入力)をケーブルで接続し、録音ソフトを使って録音するだけです。
 ケーブルはたいていの場合ステレオミニプラグだと思いますが、デッキによっては赤白のプラグだったりしますので、持っていない場合は確認してから買うようにしてください。こういったサイトも参考にしてください。

 最近は一般的なケーブルなら100円ショップでも売っています。音質をそれほど求めないなら十分だと思います。なお、ミニプラグの場合、ステレオ/モノラルを間違えないようご注意ください。

 録音ソフトは、Windows標準のサウンドレコーダーでも可能ですが、フリーでいくらでも高機能なものがありますのでそういったソフトを導入することをおすすめします。
 有名なソフトとして、SoundEngine Freeを挙げておきます。使い方等もサイト内で解説されていて便利です。

 このままではWAVE形式となり、容量が巨大(1時間の番組で500〜600MB)なので、MP3に変換して保存しておくのがいいです。変換はiTunesでもできますし、午後のこ〜だなどの変換専用ツールを使ってもいいと思います。

(2) 動作するカセットデッキがない場合

 録音のためだけに新たにデッキを購入するのももったいないので、このような製品を使うと便利です。

サンコー
カセットテープをMP3に変換するプレーヤー
USSW175A

紹介記事(ケータイwatch)

 これはPCとの接続方法にUSBを使用するため、録音ケーブルをわざわざ購入する必要もありません。USBケーブルは添付されていますし、もしなくしてしまっても汎用のminiUSBケーブルが使えるため、他のUSB機器のものを流用することができます。

 私もこれを使っています。Amazonの評価はあまりよくありませんが、もともと音があまり良くないラジオの音源であり、高音質を求めているわけではないのでこれで十分でした。つくりがチャチだというのはその通りですが、私が使っている個体は壊れるようなこともなく普通に動作しています。値段も安い(3千円以下)なので、コストパフォーマンスは十分だと思います。

 なお、これはPCに取り込むことだけを目的とした機械であるため、イヤホン端子はありません。ウォークマンとしても使いたいという場合はこれは使えないのでご注意ください。


 取り込みはMP3形式かWAVE形式かを選べますが、取り込んだ後にボリューム調整や前後の不要部分をカットするため、私は編集しやすいWAVE形式で取り込んでいます。

 先述した「午後のこ〜だ」を使えば、今どきのパソコンなら番組1本をMP3に変換するのに数十秒〜数分程度しかかからないと思いますので、大した手間ではありません。